Visual Studio12.0のカスタムビルドステップについてのつぶやき
内容に入る前に
まじめな内容だと思って検索してこの記事が出てきてしまったらごめんなさい。 代わりにmsdnの「カスタム ビルド ステップの指定」という名前のページでも読むといいです。
バージョン情報
Visual Studio 12.0 (つまりVisual Studio 2013)
動機:「Visual Studio上でcursesを使ったアプリを作りたい!」
cursesっていうのはテキストベーストユーザーインターフェース(TUI)のアプリケーションを作るのにあったら便利なライブラリだそうです。 それを使わない場合、標準出力にエスケープシーケンスの混ざった呪文のような文字列を流さなきゃいけないようです。まあcursesっていう名前もそこから来ているらしいですね。
最初はmingwに入っているcursesのヘッダーとライブラリを無理矢理Visual Studioに入れて動かそうと思ったのですが、 動く形にできなかったので、昔から何度か断念していた「開発環境としてVisual Studioを使いながらコンパイラはgccを使う」ということに挑戦しようとしました。
Visual StudioでのC/C++コンパイル
ソースファイル(.cpp)のプロパティを開くと普通はこんな感じになってます。
ビルドツールが「C/C++ コンパイラ」となっていて、このソースコードがVisual Studio付属のC++コンパイラでコンパイルされることがわかります。 ここをカスタムビルドツールに変えましょう。
カスタムビルドツール
カスタムビルドツールの設定画面を開くとこんな感じです。(ちょっと遊んでます。)
とてもテキトウなことを言うと、makefileのようなものです。 コマンドラインには(多分)コマンドプロンプトで実行するコマンドを書きます。 出力ファイルの記述は実行順やビルドしなおしたときに再実行するかどうかを決めるために必要です。